離婚により発生した財産分与には、さまざまな方法があります。
適切に財産分与ができれば、離婚後のトラブルを減らせるでしょう。
そこで今回は、離婚における財産分与の種類について解説します。
▼離婚における財産分与の種類
■清算的財産分与
最も一般的な財産分与の方法で、夫婦の貢献度に応じ2分の1ずつ公平に分け合います。
夫婦間に収入差があっても、基本的には半分ずつ分けられるでしょう。
■扶養的財産分与
離婚により、夫婦のどちらかが経済的に困窮する場合に行われます。
経済的に安定するまで、毎月一定額を夫婦の一方が補助します。
健康状態が良くなかったり、再就職に時間がかかったりする場合に、扶養的財産分与の検討が必要でしょう。
■慰謝料的財産分与
財産分与と慰謝料の支払いを、まとめて解決する方法です。
慰謝料の分だけ財産分与の額を増やしたり、慰謝料の分を不動産で渡したりなどの措置が取られます。
夫婦の共有名義である不動産・家具・家電・預貯金・株式などが、財産分与の対象となるでしょう。
▼まとめ
離婚における財産分与には、次のような種類があります。
・清算的財産分与…夫婦で2分の1ずつ
・扶養的財産分与…毎月一定額を一方が補助する
・慰謝料的財産分与…財産分与と慰謝料の支払いをまとめて解決する
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