親権の種類について

query_builder 2024/04/01
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親権とは、子どもの監護や教育に関する権利や義務を担うことです。
権利や義務の内容によって、大きく2種類に分類されます。
そこで今回は、親権の種類と特徴について紹介します。
▼親権の種類
■財産管理権
財産管理権とは、親が子どもの財産を管理する権利と義務のことです。
子どもが未成年の場合、親は子どもの財産に関するすべての行為を代理できます。
たとえば、子どもが相続や贈与で財産を得た場合、親はその財産を売却・投資・遺言などが可能です。
ただし、子どもの利益になるように財産を管理しなければなりません。
また、子どもの財産を自分のものとして使ったり、無断で処分したりはできません。
離婚した場合、財産管理権は一方の親に帰属しますが、もう一方の親は子どもの財産に関して知る権利があり、意見を述べられます。
■身上監護権
身上監護権とは、親が子どもの体や精神の発達に関することを決める権利と義務のことです。
子どもが未成年の場合、親は子どもの教育・健康・住所について最終的な判断を下します。
どの学校に通うか・どのような医療を受けるか・どこに住むかなどが該当します。
子どもの意思や人格を尊重する必要があり、暴力や虐待を加えたり放置したりするのは認められません。
▼まとめ
親権には、財産管理権と身上監護権の2種類があります。
財産管理権は子どもの財産を管理する権利と義務、身上監護権は子どもの体や精神の発達に関することを決める権利と義務です。
『白河原法律事務所』では、親権問題に関するご相談も承っています。
相談者様に寄り添う対応を心がけておりますので、お困りの際はお問い合わせください。

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