付言事項とは

query_builder 2024/05/22
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遺言は、残された家族に自分の財産を、誰に・どのように残すのか明確にしておくためのものです。
その際に、付言事項も記しておくこともできます。
この記事では、付言事項の内容やメリットについて紹介します。
▼付言事項とは
■家族へのメッセージ
付言事項とは、遺言書の中で法的効力がない事項のことです。
例えば「葬儀や納骨の希望」や「遺言書を残す理由」などが付言事項にあたります。
特に、家族への感謝の言葉や相続トラブルを防ぐための内容が多いでしょう。
遺言書を作成する際、絶対に必要な内容ではありませんが、遺言者から家族へのメッセージの意味合いが大きいです。
■メリット
付言事項を記載するメリットは、遺言者の想いがストレートに伝わることです。
例えば、介護に尽力してくれた家族に感謝の気持ちを伝えられます。
しかし、介護をしてくれた相続人に多くの財産を残すと、その他の相続人から不満がでるでしょう。
そのような場合でも、遺言書を作成した経緯を記載しておけば、相続人同士で揉めるリスクを減らせます。
また、葬儀や納骨の希望を記しておくと、相続人が悩むことなく葬儀を進められるでしょう。
▼まとめ
付言事項とは法的効力がなく、家族へのメッセージという意味合いが大きいです。
必須な内容ではありませんが、記載しておくと遺言者の気持ちが家族に伝わるでしょう。
また、相続人同士のトラブル防止や遺言者が希望する葬儀の実現につながります。
『白河原法律事務所』は、相続に関して深い知識を持った弁護士が在籍している法律事務所です。
さぬき市で遺言書に関する不安があるという方は、遠慮なくお問い合わせください。

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