親権者になるための条件とは

query_builder 2024/04/08
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親権は、希望すれば誰でも得られるわけではありません。
では、どのような条件で親権者になれるのでしょうか。
今回は、親権者になるための条件について紹介します。
▼親権者になるための条件
■これまでの監護実績
裁判所は子どもの安定した生活を優先するため、現状の監護状況を変えることに慎重です。
したがって、離婚前から子どもと一緒に暮らしていた方や、子どもの教育や健康に関心を持っている方が有利です。
■子どもと一緒に過ごせる時間が多い
裁判所は、子どもの成長にとって親子関係の維持や発展が大切であると考えます。
そのため、仕事や家事で忙しく子どもと接する時間が少ない方は不利になりやすいです。
■離婚後の監護体制の見通し
子どもの心身的負担を避けるため、生活環境や学校が大きく変わらない方が良いとされます。
離婚後も同じ地域や学区に住む予定であることや引っ越す場合でも、子どもの意向や学業への配慮があることを示す必要があるでしょう。
■経済状況が安定している
子どもの生活水準を保つため、親権者が収入や貯蓄で子どもを養育できる能力があるか確認します。
そのため、安定した収入源や財産を持つ方は有利です。
■親権者が心身ともに健康
子どもの安全や健康を守るため、親権者が重度の病気や障害を持っていないことや、酒や薬物などの依存症がないことが重要です。
心身の問題を抱えている方は、不利になる傾向にあります。
▼まとめ
親権者になる条件として、監護実績・一緒に過ごせる時間・監護体制・経済状況・心身の健康など、さまざまな内容があります。
これらの要素を全体的に考慮して、親権者が決定されます。
『白河原法律事務所』では、親権問題に関するご相談も承っておりますので、お悩みや疑問がある方はご相談ください。

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