物損事故と人身事故の違いについて

query_builder 2024/07/01
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物損事故と人身事故には、大きな違いがあるのをご存じでしょうか。
人に対する損害が生じているかどうかで、手続きや損害賠償請求が大きく変わります。
そこでこの記事では、物損事故と人身事故の違いについて解説します。
▼物損事故と人身事故の違い
■物損事故
物損事故とは人への損害がなく、物に損害が発生した事故です。
ガードレール・電柱・塀を擦ったり、傷つけたりする事故が該当します。
物損事故では刑事罰が適用されるケースは少なく、行政処分を科せられることもほとんどありません。
自賠責保険の適用はなく、慰謝料の請求も原則不可です。
また損害賠償請求の時効は、損害や加害者を知ってから3年以内と定められています。
■人身事故
人身事故とは、人に対して損害を与える事故です。
物損事故と違い、刑事罰が適用されます。
危険運転致死傷罪や過失運転致死傷罪などの罪が成立すると、懲役刑に処される可能性もあるでしょう。
行政処分に関しても、程度によって違反点数の加算が行われます。
損害賠償や慰謝料請求の時効は、損害や加害者を知ってから5年以内です。
▼まとめ
物損事故と人身事故の違いは、人に対しての損害があるかどうかです。
具体的には、刑事罰や行政処分の有無・損害賠償請求の時効に違いがあります。
『白河原法律事務所』は、交通事故問題に関しても速やかな対応が可能です。
交通事故の対応でお困りの方は、当事務所へご相談ください。

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