付言事項を書く場合の注意点について

query_builder 2024/06/01
33

付言事項とは、遺言書に家族へのメッセージとして記載する、法的効力がないものです。
実は有効に書くには、注意すべきポイントがあります。
そこでこの記事では、付言事項を書く場合の注意点について紹介します。
▼付言事項を書く場合の注意点
■相続については記載しない
付言事項を書く場合は、相続に関して記載しない方が良いでしょう。
法的効力が生じないため、相続に関しての希望を書いたとしても、相続人は従う義務はありません。
そのため、相続についての希望がある場合は、遺言書の内容に記載しましょう。
■否定的な内容は避ける
付言事項には、否定的な内容は避けるのがベストです。
例えば、一部の親族を否定する内容を書いてしまうと、トラブルを引き起こすリスクを高めます。
付言事項はトラブルを防ぐ目的を持っているため、文句や不満は記載しないようにしましょう。
■書きすぎない
遺言書を書く場合は、付言事項を書きすぎないようにしましょう。
あまり多く書きすぎると、何を伝えたかったのかが曖昧になり、本来の趣旨からズレてしまう可能性があるからです。
付言事項は法的拘束力がないため、遺言書に記載する際は本当に伝えたいことだけにしましょう。
▼まとめ
付言事項を書く場合の注意点は「相続については記載しない」「否定的な内容は避ける」「書きすぎない」などが挙げられます。
記載は義務ではありませんが、遺言者の気持ちを伝えるのと同時に、相続トラブルを未然に防ぐ役割があります。
『白河原法律事務所』は、相続・遺言問題についても取り扱っております。
さぬき市で弁護士をお探しの方は、当事務所にお問い合わせください。

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE