相続放棄はどのような時に選択するべき?

query_builder 2024/05/08
30

相続放棄とは、相続人が相続権を放棄することです。
相続や財産に問題や不満がなければ受け取るのが一般的ですが、どのような場合に相続放棄が必要なのでしょうか。
今回は、相続放棄を選択すべきケースについて紹介します。
▼相続放棄を選択すべきケースとは
■プラスの財産よりマイナスの財産が多いとき
相続放棄をすると、相続財産だけでなく相続債務を受け取る権利も消失します。
そのためプラスの相続財産があっても、相続債務がそれ以上に多い場合は相続放棄を選択すると損失を回避できます。
ただし、相続放棄をするには一定の期間内に裁判所に届け出をしなければなりません。
また、故人との間に生じた契約や約束は消滅しないため注意が必要です。
たとえば、故人が親族に貸したお金や故人が親族から借りたお金は、それぞれ返済義務や回収権が残ります。
■遺産相続のトラブルを避けたいとき
遺産相続では法定相続人間で財産分与を協議する必要がありますが、円滑に進まない場合もあります。
とくに故人が遺言書を残していなかった場合や、故人の配偶者や子ども以外の親族も相続人になる場合はトラブルに発展しやすいです。
そうした場合には、自分が相続権を放棄することによって他の相続人に任せられます。
これにより遺産相続の手間やストレスから解放されるだけでなく、他の相続人との関係も維持できるでしょう。
▼まとめ
相続放棄は、プラスの財産よりマイナスの財産が多いときや、遺産相続のトラブルを避けたいときに選択しましょう。
心身的ストレスやトラブルを避けられる可能性があります。
『白河原法律事務所』では、相続問題にまつわる相談を承っていますので、お悩みがある方はお問い合わせください。

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE